屋久島

2007

4月21日22日

●4月21日
羽田―[JAL1863]―鹿児島空港―[JAC3743]―屋久島空港
―[レンタカー]―白谷雲水峡―散策―さつき吊橋―二代大杉―
三本足杉―奉行杉―二代くぐり杉―七本杉―もののけ姫の森―
太鼓岩―もののけ姫の森―くぐり杉―楠川歩道―弥生杉―
白谷広場―一湊海水浴場―吉田―屋久島エアポートホテル(泊)

●4月22日
屋久島エアポートホテル―荒川登山口―小杉谷集落跡―
楠川分れ―三代杉―大株歩道入口―翁杉―ウイルソン株―
大王杉―夫婦杉―縄文杉―高塚小屋―縄文杉―ウイルソン株
―大株歩道入口―楠川分れ―小杉谷集落跡―荒川登山口
―楠川温泉―千尋の滝―安房―屋久島空港―[JAC3758]―
鹿児島空港―[ANA630]―羽田

▲JAL3743便にて羽田から鹿児島空港到着



鹿児島からJAC3743便に乗り継ぎ
空路で屋久島へ向かいます




JAC3743便
指宿付近上空にて



昨年行った
佐多岬が見えてきました
鹿児島空港から30分程で
屋久島空港に到着です

かなり強い雨が降っています
鹿児島から屋久島への搭乗便は
故障が多いボンバルディアDHC8-Q400型機です

青空も見え
空港周辺だけが雨(スコール)のようです
レンタカーで「白谷雲水峡」へ向かいます

新緑が鮮やかです
約3時間半程の
白谷雲水峡のトレッキングです


白谷川沿いを歩きます
すぐに屋久島特有の苔に覆われた岩が見られます
さつき吊り橋です
どこを見ても苔だらけです
「三本足杉」です
名前の通りに
三本足で立っている杉です
マイナスイオンたっぷりの渓流です
屋久島は大変に多くの雨が降り
その自然環境が
苔の森をつくり出しているそうです

「二代大杉」です
一代目の杉の株に
二代目の杉が成長したそうです
樹木にも青々とした苔が覆っています
森の樹木には
すごい生命力が感じられます
「三本槍杉」です
1本目の杉が倒れて大きな枝が生き残り
その幹に生えた2本の杉が
根元で合体しているそうです

苔に覆われた巨木
「奉行杉」です
複雑な姿をしている幹は
長い年月を生き続けている証です
鹿が現れました
「二代くぐり杉」です
根元が大きく開いていて
くぐることが出来ます
杉の幹の中から見上げると
空洞になっています
まるでトンネルのようです
こちらは
もう一本の「くぐり杉」です
倒木の上に
跨ぐように杉が育ち
やがて倒木は腐り空洞になったとか
「もののけ姫の森」に到着です
全空間が苔に覆われ
独特な景観を作り出しています。
「もののけ姫の森」をさらに進み
急斜面を登ると「太鼓岩」に到着です
一枚岩からは
屋久島の深い山々が一望できます
スキーのジャンプ台のような感じですが
屋久島の森の空気が吸えて
爽快な気分になります
下山して再び「もののけ姫の森」へ向かいます

どうやったらこのような複雑な育ち方をするのか
不思議な世界が続きます
再び「もののけ姫の森」です
苔で覆われた森は
何か独特な空気が漂います
森全体が生きていると言うか
呼吸をしているような感じです
神秘的な景色が広がります
幻想的な木々です
すべての木や岩が
何かの生き物のような姿に見えてしまいます
森の精霊がいるかのような空間
数千年もの歴史が創り出す造形美です
苔で覆われた岩をぬって流れる白谷川
マイナスイオンが溢れています
「気根杉」です
気根とは地上に出ている根のことです
約3時間の「白谷雲水峡」散策を終え
車で山を下ります

眼下に見えるのは
宮之浦港です
海岸沿いを北に向かって見ました
「一湊海水浴場」です
吉田地区の展望地です
奇麗な海岸線が望めます
さらに進むと
ウミガメの産卵地で有名な
「いなか浜」があります
西の方向には「口永良部島」が見えます
宿へ向かう途中
虹が出迎えてくれました
2日目は縄文杉登山です

AM3:00 起床

AM4:30 宿出発 車で荒川登山口へ

AM5:10 荒川登山口到着
 まだ真っ暗です
AM5:30 明るくなり始め
登山届を投函して
縄文杉へ向けて出発

縄文杉登山は
往復所要時間が8時間〜10時間かかります

天気予報では朝から雨という予報でしたが
見事にはずれ絶好の天気です
登山口から
コースの半分はトロッコ軌道を歩きます
いくつもの橋を渡ります
永遠と続くトロッコ軌道
小杉谷橋を渡ります
AM6:20 「小杉谷集落」に到着

昭和45年まで林業関係者が暮らす
集落があった場所で学校もあったそうです
AM6:50 「楠川分れ」到着

ここから白谷雲水峡へ続く道があります
AM6:55 「三代杉」到着
一代目の上に二代目の杉が育ち
二代目の切株の上に
さらに三代目の杉が育ったそうです


まさに3世代同居型の杉
AM7:50 「大株歩道入口」到着
トロッコ軌道はここまで
この先は険しい登山道が続きます
ここを登って行きます
「翁杉」です
樹齢2000年とも言われています
AM8:15 「ウィルソン株」到着
豊臣秀吉が島津氏に命じて伐採させた切り株で
大正3年に屋久島を訪れた
アメリカの学者ウィルソン博士に
ちなんで名が付いたらしい


株の中は広い空洞になっています
AM8:50 「大王杉」到着

縄文杉が発見されるまで
最大の屋久杉とされていたという
「大王杉」と思い撮った樹は
まったく違う杉でした
この杉も違う世代の樹が
絡み合って育っています
AM8:55 「夫婦杉」到着
枝でつながった2本の杉で
右側が「夫」で左側が「妻」らしい
AM9:10 「縄文杉」にたどり着きました
屋久島の主「縄文杉」にご対面です

3時間40分かかり
登山口からの登りコースでは
一番乗りで到着です
樹高は25.3m幹周りは16.4m
カメラに収まらないくらい大きさです
推定樹齢は約7200年と言われていますが
正確な樹齢は不明らしいです


風格漂う「縄文杉」はこれからも
屋久島の森を優しく見守って行くことでしょう
縄文杉から10分程の所にある
「高塚小屋」に到着です
ここで早めの昼食休憩です
おにぎりを食べていると
鹿が現れました


AM9:50 下山開始


PM13:30  荒川登山口に帰還
復路も3時間40分
往復の所要時間は8時間ちょうどでした
登山口から車で下山途中
安房方面の眺めです

薄っすらと「種子島」が見えます
「楠川温泉」という看板を見かけ
疲れを癒すため温泉に


共同浴場で入浴料は300円です
最後に「千尋の滝」を
眺めにやってきました

午後3時過ぎから雨が降り出しました
霧がかかり眺めはいま一つですが
岩の谷に流れ落ちる
落差66mの滝です
屋久島空港へ向かう途中
昨日に続きまた「虹」が

今度は見送りの虹のようです
帰りも「ボンバルディア機」です

鹿児島空港が大雨のようで
着陸できない場合は
宮崎か福岡空港へ向かう条件付きでしたが
無事に鹿児島空港経由で羽田に帰還しました





やはり屋久島には2泊以上したいものです…